美学とは 美しいって何?答えは日本にあった。


美学
心が生まれて、命になった。心があるから、美しい。

美学。美意識とも言います。西洋的な哲学としての美学もありますが、本当に凄いのは日本の美意識でした。

最初にお断りしておきますが、芸術家の方に対してかなり辛口な内容になっています。本物が分かる方には共感して頂けると思います。

「西洋的な美学」について

日本の美学に触れる前に、西洋の美学に触れたいと思います。美学というのは美の学問であり、哲学です。

ですが、理屈っぽい事はどうでもいいのです。科学的な考察も必要でないとは言いませんが、理論で命の美しさは分かりません。心で感じる方が遥かに大事です。

ウィキペディアによると、「伝統的に美学は「美とは何か」という美の本質、「どのようなものが美しいのか」という美の基準、「美は何のためにあるのか」という美の価値を問題として取り組んできた。」とあります。

美とは何か

この世界で一番美しいものは何でしょう?もちろん愛ですね。愛でないものは美しいとは言えません。見かけだけ美しくても、愛が無ければ「似せ物」です。ただし、愛と言っても美しい愛もあれば、そうでない愛もあります。そこを真摯に探求し、表現するのが本来の芸術家です。

昔の芸術家の中には、素直に凄いと思える人がたくさんいますね。ところが、過去の芸術家にやり尽くされたからと言って奇抜な方向に走り、素人には分からないとうそぶくような芸術家が溢れています。

芸術家であるためには、すぐれた技術家である必要があります。その意味で、芸術家は数%の非凡な人間の集まりと言えるでしょう。ところが技術だけではダメなのです。本物の芸術家であるためには、心においても非凡である必要があります。非凡とは天才や奇人ではなく、愛が深いという事なのです。だから、芸術家でなくても芸術に込められた心は分かると言えますね。創作が出来るかと言えば別ですが。

どのようなものが美しいのか

大きな意味で言えば、この世のすべては芸術ですが、先ほども述べたようにより愛らしいものが美しいものと言えるでしょう。家に例えるなら、実際に建ててみて崩れるようでは美しいとは言えません。チームで言えば、機能しなければ美しくありません。その点、ラグビーのワンチームはとても美しいのではないでしょうか。

美は何のためにあるのか

あなたは美しいものを見てどんな風に感じますか?嬉しさや喜び、感動がありませんか?

美というのは喜びのため、愛のためにあるのではないでしょうか。

日本の美学について

日本にあるのは学問としての美学よりも、美意識です。心とも言いますし、生き様や信念も意味しますね。背中で語る男の美学なんて歌詞も存在します。

わび、さびというのも美意識ですし、伝統芸能など日本の美意識にあるのは、「形」のみの美しさでは無く、そこにある「心」の顕われなんですね。

とりわけ、松尾芭蕉の俳諧の理念である、「風雅の誠」「不易流行」は含蓄が深いものと言えます。

誠とは万物の根源であり、不易とは時代を超えて誠によく立つ姿すなわち永遠性を意味し、流行とは時代の変化に応じて変化する新しさを言います。変わらない大切なものを心に抱いて、変わり続ける。考えている事が大きいですよね。

日本人は何でも「道」をつける

華道とか、合気道とか、日本人は何にでも道をつけます。大切なものがあると分かっていて、極め、そこに至りたいと思っているからですね。

美の三つの形

1.形から入って、心に至る道

形を極めようとすると最後は心にたどりつきます。特に昔の科学者は、この世の現象から物事の本質や神に至る道を探そうとしました。

2.形、見た目の美しさ、技術や発想を追求する道

ところが、形や技術ばかりを追求して、手段が目的になってしまっているようなものも多いですね。技術というのはとても大切なものです。技術畑には技術が得意な人が集まります。芸術家も音楽家も料理人でも一緒です。しかし、技術職だからこそ心を備えて本物なんですね。

3.心を形にする本来の道

本来の芸術とは、大きな愛を表現する事です。ミケランジェロのような芸術家は、本物を表現しようと一心不乱にノミをふるった事でしょう。

芸術や道を通じて、何かに近づきたいと思う人は多いと思います。発想を逆転して、もっとも素晴らしい愛から表現してみたらどうでしょうか。それは、本来のやり方でありながら、まだほとんど誰もやっていない新しいやり方です。

でも、心があってもうまく表現できるとは限りません。人生はトライアンドエラーです。表現出来たらきっと創る側も、見る側も嬉しい気持ちになれますよね。

私は、作家のネームバリューなど関係無く、いい作品からは良い「気」が出ていて、まるで何かに包まれて胸の中に温かさが広がり、ずっとそこに居たい気持ちになります。感覚に凄いと訴えてくる作品もありますが、本物は五感だけでなく心が満たされますね。

温かい人情や、笑顔に出会った時も同じです。その人自身が、かけがえのない芸術作品です。美男美女よりもおっさんやおばあちゃんの笑顔が何倍も美しい事がありますよね。

最後に、私なりに定義するなら、美学とは、その人がいかに愛を美しく磨き上げてきたかという形であり、貫いている何かであり、その人にしかないオンリーワンなものだと思います。

本当に美しい世界や生き方に興味のある方は下記からどうぞ。

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11 thoughts on “美学とは 美しいって何?答えは日本にあった。

  1. >美学とは、その人がいかに愛を美しく磨き上げてきたかという形であり、貫いている何かであり、その人にしかないオンリーワンなものだと思います。

    私達は愛であるというけれど、それをよく感じ表現し、この世界で顕していくことは、とても喜びなのかなと感じました(^^)

    1. 弘美さん

      表現する前に、感じる事というのも大事なのかなと思いました。その前に感じようとする事(目的を持つ事)もありますね(^^)

  2. カラー写真と白黒写真という分け方が大昔に有りましたが(笑)
    色が多いと眩しくて本質が見えにくく 白黒は本質(愛)を感じ易いと思ったり

      1. そういえば、「引き算」の演技とか芸術と言うそうです。一流は足し算ではなく、引き算を巧みに使うとか。

        1. 引き算も確かに大事ですね
          本当に大切なものを残すためにも

          美を追求する人こそ、愛からスタートしてみてほしいですね(*^^)

          1. ミラクルさん

            >美を追求する人こそ、愛からスタートしてみてほしいですね(*^^)

            その通りですね(^^)
            科学も芸術も愛を除く事で純粋な技術が発展した面もありますが、ちゃんと魂入れないといけませんね(笑)

  3. 愛と美 そして心と道 一つ一つが
    心にしみました 命の温かさを感じつつ
    真心の起源のようなものも感じていました(*^^*)
    しっとりと読ませて頂きました

  4. 日本人の精神というものを感じられる内容ですね。
    目に見えるものと目に見えないものを
    ひとつとして表現できるのは
    日本の美学にあるのかもしれませんね。

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