「縁起が良い・悪い」という言葉を聞いたりします。
吉凶のきざしという意味なのでしょうが、
元々、縁起とはそういう意味ではなかったようですね。
調べてみると(Weblio辞書より)
<仏教でいう縁起とは、因縁生起(いんねんしょうき)。
他との関係が縁となって生起するということ。
全ての現象は、原因や条件が相互に関係しあって
成立しているものであって、独立自存のものではなく
条件や原因がなくなれば結果も自ずからなくなるということを指す。>
なんか、難しいなぁと思ってしまいますが、例えば
(浄土真宗 本願寺派HPより)
<チューリップの花は、その球根から咲きます。
球根が原因(因)で花は結果(果)です。
しかし、球根だけでは花は咲かず、
温度・土質・水分・肥料・日光・人間の細心の手入れなど、
さまざまな条件(縁)が球根にはたらいて花は咲くのです。
このように、すべてのものには、必ずそれを生んだ因と縁とがあり、
それを因縁生起(いんねんしょうき)=縁起というのです。>
ある意味、この時間空間をよく表現されている内容かもしれないなと思ったり。
チューリップの球根のように、もともとの原因があって、
でもそれだけではなくて、色々な条件(縁)が重なっていくことで、
今の形として一時的に存在している。
私たちも、因縁がそろって私というものが一時的にある。
という見方もできるのでしょう。
そう思うと、現実には、因と縁と果とが複雑に繋がりあって、
影響しあって成立しているのでしょうね。
単独で完結しているものなんてなく
ひとつに繋がっているということは、こういうことからも言えそうですね。
そして、何か条件が変わってくると、
また違った形となっているであろうと思われる。
また同時に、そういった原因と条件と結果の世界だけではなくて、
そこから離れてみたら、「私」というのは存在しえない。
大いなるひとつの愛だけがあるのかもしれません。
だからこそ、今日という日は、そして、出会い共に生きている関係性も
また奇跡のように深い感慨があるものかもしれません。
そして、一時的に因縁がそろって今与えられているものに執着しすぎず、
俯瞰できて、苦しみからも離れやすくなるのかもしれません。
また、縁起とは、こんな解釈もあるようですね。
(日蓮宗 いのちに合掌HPより)
<仏教では、日常で生じる〈怒り〉〈不安〉〈猜疑心〉などなど、
それら全てを〈苦〉と表現する。
その〈苦〉の原因には〈無明〉が存在します。
〈無明〉とは自己中心性と言います。
自分の事しか見えていない、視野が狭い状態ですね。
この状態から何か行動を起こしたり、発言をしたり、思考すると、
巡り巡って〈苦〉が生まれる。
一方〈無明〉を抑え、他者への共感性、慈悲を持つことで、
結果的に〈苦〉を滅する事ができる、この考えが〈縁起〉です。>
自己中心性の狭い視野で生きていると、苦しみを生み出す。
大きなひとつの視点を持ち生きることが、やはり大切かもしれません。
大きな繋がりの中で
実際に仏陀が本当に言いたかったことが何であったのか
解釈は時代によって変わってもいくようで、
また人が分かる範疇というのも様々であると思うので
一概には言えないでしょうね。
ただ、どんなに素晴らしい教えや知恵であっても、
この世界で生きることが楽しくなる、幸せになる
そして、具体的に素晴らしい世界を体験できる、創造できる
そこに繋がってこそのものだと思います。
私達は日々、この世界で生かされている。
だから最大限、全てが喜びに生きられる方向に繋がっていけることに
意義がありますね。
そういった意味で、私達が大きな繋がりの中で
素晴らしい未来創造ができること、そこを大事にしたいなと改めて感じます。
それは、先人たちの素晴らしい功績への感謝とともに。
ぜひ、こちらからもご覧くださいね☆
縁起という言葉の奥深さにシンプルな真理を感じられ
宇宙の素晴らしさを見た感じです☆彡
日常にも大切な繋がりや大きな愛がちゃんと守ってくれている
そんな温かな気持ちになりました(*^-^*)
あやこさん☆
ありがとうございます☆
日々、大きな繋がりや大きな愛を感じていきたいですね(^^)
誰もが花を咲かせられるように環境を整える。
それが、ひとつへの道に繋がることで叶って行きそうですね。
TORUさん☆
そうですね、誰もが花を咲かせられる環境を整えるということを
ひとつへの道に繋がることで行っているのかもしれませんね(^^)
>そういった意味で、私達が大きな繋がりの中で素晴らしい未来創造ができること、そこを大事にしたいなと改めて感じます。
ですね。これまでの人生色々自分が原因で苦難と喜びなどがありましたが思い残すことは無いです(笑)これからは体験人生の集大成ですね。
みのるさん☆
体験人生の集大成、なるほどです。
そう思うとこれからの創造がますます楽しみです(^^)
縁起 というものをかみ砕いて説明してくださり勉強になりました
元々の意味を知れて新たな発見もありました
今は個の時代だからこそ
大きなひとつの視点を忘れないようにしたいですね
ミラクルさん☆
私も今回の記事で縁起の元々の意味を調べたりする機会となり、興味深かったです(^^)
本当に、大きなひとつの視点、大切にしたいですね☆
縁起という考え方も大きな愛が見えて初めて意味を成すような気がしました。
天大さん☆
大きな愛が見える時、きっとそこから全てはひとつであることが分かっているのでしょうね(^^)
縁起がいいのは、身近な繋がりも楽しみつつ
大きな愛の繋がりの中にあるのだとわかると
安心して明るい未来、ひとつへ創造できる希望と
勇気が湧いてきました♪(*^^*)
美和子さん☆
ありがとうございます。
希望と勇気、それはまた、大きな繋がりを感じながら体験していけるのかもしれませんね(^^)