ワンチーム 新しい時代を象徴する言葉


ワンチームとは
最高を見て、最善を尽くす。

なぜ、今ワンチームなのか。ラグビーワールドカップで注目を集め、2019年流行語大賞になった言葉。令和の今、この言葉が脚光を浴びる事に歴史的な意味がある。

チームというのは人が複数集まって成立する。この現実世界で、ワンチームをずっとやろうとしてきた存在がある。代表的なものは、宗教や国家、あるいは政治。しかし、それらはことごとく失敗し、無理やりひとつにまとめようとした結果、嫌われがちな存在になった。どこの国も、内部で争いあいをしているのは変わりがない。

口で唱えるのは簡単だが、ひとつを形にするというのは、とても大変な事なのだ。

ラグビー日本代表には、多くの外国人が所属していたが、彼らは紛れもない日本代表だった。優勝した南アフリカも、黒人と白人がひとつになって戦った。

ワンチームを出来なかったのが歴史

宗教家は平和を願ったが、争いばかりが生まれた。王は国を治め、平和な世を創ろうとしたが、やはり争いしか生まなかった。人々が色んな活動をしているが、思うように成果が出なかったり喧嘩ばかりになっている現実がある。家庭も学校も会社も、うまくいっていないところだらけだが、問題があるのに無いフリをして生きている。

ラグビーだけの話ではなく、今この時代にワンチームが出てくる事に意味がある。

集団の時代と個の時代

日本には「和をもって尊しとなす」という言葉がある。昭和の時代までは、個人より全体が優先され、個を抑える事によって「ワンチーム」を実現しようとしてきた。しかし、それは個人の抑圧に繋がる面があった。ラグビーの言葉で「One for All, All for One. 一人はみんなのために、みんなは一人のために。」という言葉があるが、One for All.ばかりの時代だった。

平成の時代になり、個が尊重される時代となった。それ自体は素晴らしい事だが、個が個のためだけに生きる、孤独、無目的、不安定な時代だった。

時代はひとつに向かっている

今、ワンチームが脚光を浴びるのは、ラグビーの話だけではなく、新しい時代の始まりや人々の意識の変化を象徴しているからだ。

ワンチームを創るには

言葉だけのワンチーム、あるいはワンネスは意味が無い。理想だけでごはんは食べられない。
このブログのタイトル「世界をひとつに」にあるように、私達はこの活動を20年続けている。

1.目的

チームにとって大切なことは、まず第一に目的がしっかりしている事だ。人が複数集まって何かを行う時、ひとつになれるだけの理念が必要だ。大きな夢や譲れない思いをひとつにしているからこそ、挫けずに進む事が出来る。大きな愛や目的が無ければ、気に入らなくなったら「俺止めた」になるだろう。子育てのように、投げ出すわけにいかないだけの何かが要る。目的がひとつにならなければ、チームがひとつになる事はない。地球をワンチームと考えれば、ここが無ければ永遠に平和は実現しないだろう。

2.方法と行動

もし、夢をひとつに出来たとしても行動しなければ何も生まれない。行動しようとしても方法が無ければ動けない。

ワンチームというのは、目的をひとつにし、実際に行動する中で生まれるものだ。言葉だけの理想ではなく、夢を形にするという事は、極めて現実的なものだ。仲良しグループで生まれる訳ではない。

目的に対して、協力し、行動し、うまくいかなければぶつかり、解決し、成長し、一体化する。

ひとつというのは妥協による融合ではない。個が最高の輝きを発揮した状態で重なり合う事だ。しかし、個がそれぞれ自己主張だけしたらバラバラになる。だから、大きな愛が必要になる。

最高の事をやろうとすれば、最高の愛に目を向けるしかない。誰しも世界平和を願っている。ワンチームだったらいいと思っている。ならば、ひとつの心、ひとつの愛に目を向けよう。

もっと深く知りたい人は下記からどうぞ。
大きな目的、方法、積み上げてきたもの。全部が揃っている。

ひとつの世界を創っちゃおう!


10 thoughts on “ワンチーム 新しい時代を象徴する言葉

  1. 「ワンチーム」という言葉が表に出てきていることに、今というときを感じますね。
    ただ表面的に唱えるだけでなく、本当に具現化していくにはどうしたらいいか。
    ポイントをついて分かりやすく伝わってきました(^^)

    1. 弘美さん

      世界は、本当は繋がっているのでワンチームが現れてきているんですね。心はひとつですね。

  2. >個がそれぞれ自己主張だけしたらバラバラになる。だから、大きな愛が必要になる。

    1人ひとりが頑張っていたのは外へでなく身内までだったのを 目的を示されたらとても大きな愛へひとつに向かえる。

    1. みのるさん

      目的というのは大事ですね。それが、宇宙の目的と一致していたら、大きな事が動き出しそうです。

  3. ゴールが目的 そのように明確にされていた
    からこそのワンチームでしたね
    読ませて頂いてその素晴らしさを思い起こしております

    人類のといっても過言ではない平和な世界という目的
    これは 選手たちが 優勝という目的より 
    「ゴールするんだ」という より具体的な今の行動を抑えることで
    ワンチームが鮮明になったように思いました

    私たち人類も 今こそ 平和な世界(優勝)のために
    個人が最高の愛を表現(ゴール)することに意識を向けられれば
    いいのかもしれませんね(^0_0^) ☆彡(長くてスイマセン)

    >最高の事をやろうとすれば、最高の愛に目を向けるしかない。
    >誰しも世界平和を願っている。ワンチームだったらいいと思っている。
    >ならば、ひとつの心、ひとつの愛に目を向けよう。

    こちらの言葉をおかりして 今思うことをコメントさせて頂きました(^^ゞ☆彡

    1. あやこさん

      実際、最高の愛をやろうとしても、最高の愛って何じゃ?となるので、今できる具体的な事が必要になりますね。

  4. 世界をひとつにする為(目的)に
    大きな愛の中で方法と行動がある!(^^)
    美しいひとつの形である地球で
    本来の世界への新時代が感じられて
    とても楽しくなりました(*^^*)

  5. 美和子さん

    そう言われてみると三拍子揃ってますね(笑)愛というのは数というより確かなものがそこにある事なんだなと思います(^^)

  6. スポーツなどで外国人選手が混じっていると
    チームをまとめるのにワンチームを意識する必要があったのかもしれませんね。
    スポーツだけでなく国レベルでのワンチームに発展してもらいたいですね。

    1. TORUさん

      確かにそうかもしれませんね。国レベルの動きになるためには、起爆力が必要な気がします(^^)

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