格差社会・問題を解消し資本を本来の流れにする方法


kakusa
社会の格差問題は、中心(源)に向けて行動することで解消する

最近話題の「21世紀の資本」で格差拡大に注目が集まっている。
様々ある格差だが、全てに共通するのは本来の流れ(循環)ではない、機能不全になっている点である。
資本を見直し、本来の流れを創り出すことで格差問題を解消する方法を紹介する。

格差社会の問題は格差が拡大すること

格差社会と一口にいっても、社会における格差は様々ある。

  • 所得格差
  • 情報格差
  • 教育格差
  • 世代間格差
  • 健康格差
  • 恋愛格差・・・etc.

格差社会は今に始まったことではないが、経済学者トマ・ピケティ氏の著書「21世紀の資本」で「拡大し続ける格差」が指摘されたことで、改めて注目されている。

ピケティ氏によると、先進諸国では資本収益率(r)が経済成長率(g)よりも高い(r>g)ため、現在の制度が長く続けば続くほど貧富の差が拡大し、資産の不平等は世襲により時代を超えて続くそうだ。

そう、格差そのものが問題なのではない。
格差が拡大し続けることが問題なのだ。

この格差を是正するため、「世界で協調して、所得ではなく資産に対する累進課税を取り入れるべきだ」というのがピケティ氏の主張だ。

世界で協調、という考え方には同意できる。しかし、「世界が協調」することは、これまでの歴史で成し遂げられたことがない最難関の課題である。

残念ながら、どうすれば世界が協調できるのかはピケティ氏の研究対象外のようだ。

ピケティ氏に限らず、格差の拡大を食い止める対策は各方面で検討されている。

しかし、世界協調を実現できる解決策は編み出せていないのが現状だ。

 

格差は流れが循環しないことで拡大する

ここで、格差拡大を生む本当の原因に目を向けてみよう。

格差が大きくなる原因は、本来の流れができていないことにある。

本来の流れとは、一言で表すと「循環」だ。

循環とは字のごとく「環(わ)」。

起点を出発し、ルートを一周して再び起点に戻る

当たり前の話だが、起点に戻るための道を知らないと、起点に戻ることは難しくなる。

今の社会に流れている資本や資源は、循環する道ではないところへ流れているため、流れが一方通行で、起点に帰る道が分からない迷子のような状態に陥っている。

ここでいう資本や資源とは、お金はもちろん、人やモノ、自然、科学技術や文化芸術、すべてのことだ。

資本や資源は本来、喜び喜ばれるために創られたものだ。

「役に立てたい」「楽しみたい」「喜び合いたい」という願いでスタートした内容なのに、循環になる道がないために目的を果たせず、流れた先で迷い、いつしか消えていってしまう。

格差が拡大するのは、資本や資源が本来の流れ(循環)ではなく、一方通行の道を進み起点からどんどん離れて行ってしまうのが原因だ。

 

本来の流れとは、源(source)と資本・資源(resource)の循環

では、本来の流れとは具体的にどういうものだろうか。

流れには、その始まりとなる「起点」と「流れる内容」がある。

「起点」とは動機であり目的だ。

向かう先、方向性。

初めから決まっているもの、変わらない普遍のものである。

一方、「流れる内容」は資本や資源であり、心・肉体・自然や物体などがそれに当たる。

ここで大切なポイントは「起点」である。

今の社会でわたしたちが起点としているものは、人や状況によってバラバラであると考えられている。

しかし、わたしたちの始まり、全ての存在がこの世に生まれた目的はバラバラではない。

各々を個別に見ていては分からないが、全体を俯瞰すると見えてくるのが、

一人ひとりの心が繋がっている 大本(おおもと)・源 である。

これは 全ての起点 ともいえる。

大本・源というのは、時と場所、人やモノ、自然の違いに関わらず、決して変わらない真実だ。

英語でいう「SOURCE(ソース)」は、本来この大本・源を指している。

 

リソース(資源・資本)はソース(大本・源)に還る

SOURCE(ソース)と良く似た英単語に「RESOURCE(リソース)」がある。

RESOURCE(リソース)は、「資源」や「資本」を指す。
※経済分野の狭義では「資本」は「capital」。

SOURCEとRESOUCE。

この二つの単語は、本来の流れを明確に示している。

SOURCE(ソース)に「RE」をつけるとRESOURCE(リソース)である。

「RE」には「再び・後ろ向き・相互」等といった意味があるが、資本や資源とは、本来、それらの起点に向けて流すものであるから、RESOURCEなのだと考える。

REによって方向性が与えられ、循環するものになる。
本来帰るべき場所へ還ることができる。

それがRESOURCE(リソース)の本来あるべき姿、使命であり役割だ。

安定して循環するために、方向は決してブレてはならない。

だからこそ、全ての起点である「大本・源(ソース)」を分かることが必須になる。

種から芽が出て、茎や根を伸ばし、葉が開いて花が咲く。
花は実となり、種が作られ、種は土に落ちる。
そして再び芽が出て花を咲かせる。

このような自然界の植物の一生も、大本への循環だ。

循環している状態というのは「環=輪」が形成され、「和(調和)」が保たれている。

資本・資源は全て、大本・源から始まっている。

大本・源(ソース)から資源・資本(リソース)を受け取り、大本に向けて再び流す(使う)。

源に始まり、源に還る。

これが本来の流れである。

単なるヒトやモノ、カネではない。

目的をもって生み出されたリソースを大いに循環させていこう。

 

格差拡大を解消する流れを生み出すには

格差の広がりを解消することは大変なことのように思えるが、わたしたちが実際にやることはこれだけでいい。

意思・意志・行動(リソース)を大本・源(ソース)に繋げること。

これによって、起点と終点がひとつに繋がり、本来の循環が生み出される。

リソースという資本がソースという源に還ることで、リソースは本来の目的を果たすことが出来る。

そんなことができるのかと信じられないかもしれないが、論より証拠、百聞は一見にしかず、ためしにやってみると良い。

何もかもが面白いように繋がっていく楽しさや、インスピレーションを体験できるだろう。

 

まとめ

本来の流れが創られれば、資本は本来の方向へと流れ、健やかに循環するようになる。

その結果、社会での格差拡大は抑えられ、社会は個々の違いではなく個の輝き(笑い)で溢れるようになる。

資本・資源が大本・源に繋がりひとつの循環が完成することで、
世界は自然に調い、協調が実現されるのだ。

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源に繋げる方法を知りたい方や、こちらの記事のソースが気になる方は、下記リンク先をご覧ください♪

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聖弥 について

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6 thoughts on “格差社会・問題を解消し資本を本来の流れにする方法

  1. >本来の流れが創られれば、資本は本来の方向へと流れ、健やかに循環するようになる。

    せめてここだけでも。ネットに拡散していってほしいものである。
    そうなれば、後はこちらにお任せ下さいと言える(笑)

    1. * みのるさん *

      そうですね。
      本来の流れも、まずは知ってもらわないことには始まりませんね(^^)
      一度創られてしまえば永遠に循環し続けるので、本当に「お任せ♪」になるんですけどねぇ(笑)

  2. 循環が思うようになっていない社会であるのが
    とてもよくイメージでき面白かったです。
    >意思・意志・行動(リソース)を大元・源(ソース)に繋げること。
    ほんと、これをやるだけで社会全体が潤うのですね。
    具体的な世界から話して頂けるとまた新たに実感しますね。
    力が湧いてきました。どうもありがとう☆彡

  3. * あやこさん *

    こちらこそ、長文をお読み頂いた上コメントをいただきありがとうございます(*^_^*)
    そういえば感謝の気持ちも循環ですね。
    リソースが本来の姿で循環し、社会に満ちる。
    そんな大いなる世界が待ち遠しいです♪

  4. ソースとリソースのお話もなるほどと興味深いです。
    人(人財)を顕すときも、リソースと使う場合があると聞いたことが
    あるのですが、
    ソース(源)に繋がっていくこと、その本来の姿、楽しみ感じました☆彡

  5. * 弘美さん *

    人を含めた全てのリソースをソースへと繋げる道を選ぶことで、リソースも本来の姿で輝けるようになるんですよね(^^) そんな流れのある、協調している世界を体験したいですね☆彡

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